南部家畜市場は、昭和4７年に家畜の公正、公平な価格取引を確立するために、当時の琉球政府の補助を受け、沖縄県内で初めて常設セリ市場として設置され、沖縄県の家畜市場運営の先導的な役割を果たしてきました。
　





　現家畜市場が建築から35年余が経ち、施設の老朽化や建築当時と比べ、肉用牛の飼養頭数が飛躍的に増加したこと等により、施設及び敷地が狭隘となり市場運営に支障をきたしている状況であったため、糸満市武富に新家畜市場を新築移転し、今後も中南部地域を始め、県内の肉用牛発展に大きく貢献することが期待されています。
現在では、和牛セリ、ヌレ子セリ、山羊セリを行っております。山羊セリについては、全国でも定期的（偶数月の7日）に開催されるのは、当市場だけとなっております。


　また、南部肉用牛ヘルパー組合を設立し、生産農家が安定してゆとりある肉用牛生産の経営環境が出来るよう、共同作業や各地域の協力態勢を整備し、畜産経営に伴う作業の負担軽減を図り、飼養管理に集中し、質の高い肉用牛生産が出来るよう取り組んでいます。



　その他、生産農家の資質向上を図るため、毎年畜産講演会を開催したり、南部家畜人工授精センターの授精師による授精管理、また南部家畜市場女性部も設立し、生産農家の交流の場にもなっています。
　また、特に中南部地域では、若手の後継者も続々登場し、今後も飼養頭数が増えることが予想され、新家畜市場への期待も日増しに高まっております。



※南部家畜市場パンフレットには種雄牛別成績表や上位販売価格表、地図やセリ開催カレンダー等が載っています。欲しい方にはメール等でお送りすることも可能ですので、お気軽にお問い合わせ下さい。

全国各地へ優良な素牛を提供すべく『目指せ素牛提供全国区』を目標に取り組んでいきます。


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